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小布施と隅田

少し仕事が落ち着いたので、前から気になっていた小布施の「北斎美術館」とすみだ北斎美術館の「パフォーマー北斎」の展覧会に行ってきました。

小布施で見たのは東町祭屋台の天井画。

渦巻く「龍図」と豪華絢爛な「鳳凰図」は動いているかのような迫力と緊張感がありました。

上町祭屋台の「怒涛図(男浪図・女浪図)」は現在、大英博物館での北斎展のため出張中ですが、7月の公演の際に実物を見ることができました。

渦巻く波の迫力と合間に描かれた水しぶきの表現は、北斎が波の中に宇宙を描こうとしていたという説も納得できるような、深く、吸い込まれるような絵でした。

屋台には「水滸伝」にまつわる皇孫将と応龍の彫刻もあり、この応龍が海から呼ばれているという、屋台全体で描かれている物語も理解できました。

応龍があの深い波に生息している...と想像力するのはなんとも不思議な感覚になります。ぜひこの体験と世界観を映像化して見たい!

すみだ北斎美術館では「パフォーマー北斎」の展覧会。

北斎がパフォーマンスとして半日をかけ描いた大ダルマは、詳細な記録が残っていて一大イベントになっていたそうです。

会場には屋台などが出され、老若男女が見学に訪れ、北斎が箒でダルマを描く...想像していて楽しくなるようなシーンです。今から200年も昔の出来事ですが、日本人のお祭り好きな性格というか、もともとエンターテイメントが好きなんだろうなぁ。

多くの収穫があり大満足でした。

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